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           メール・マガジン

      「FNサービス 問題解決おたすけマン」

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    ★第177号       ’03−06−20★

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     法あれど、、          

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●<体感不安>が

 

高まっている、という。 今さら? と噛み付いても仕方ない、それが

某日のNHK<クローズアップ現代>の切り出し。 No.1754、 題して

<犯罪から身を守れ〜治安悪化 広がる「自警」〜>。 即ち

 

 

犯罪に対する不安を身に迫って感じる人の割合が、平成9年の 26.8%

から5年後、14年には 41.4%(警察白書)。 増えたのは路上ひった

くり、ピッキング空き巣、そして<外人>押し込み強盗。

 

  我が凸凹町もひったくりや空き巣は世間並み、ホームレスも出没。 

  マズロー5段階の下から2番目<安全欲求>は、すでに心許ない。 

 

かくて、「監視カメラ110台を張り巡らした<防犯徹底マンション>、

入居希望者が45倍」とか。 警備員が常時モニターし、不審な駐車は

空き巣の下見、と一応疑って声を掛けに出る

 

と、「直ちに走り去る」のだから、やはり怪しい。 その成果か、目下

被害ゼロの由。 シッカリ見張り、マメに声をかければ犯罪の未然防止

は可能、、、 おーい、警察。 担当地域、ちゃんと見張ってくれてる

か? 声、かけてるか? 「何かあったら110番して下さい」か?

 

  立てこもって昇進試験の準備に励んでる、という説もある。 下は

  上に倣う。 キャリア制ある限り、庶民のための警察にはなるまい。

 

体感不安増大は、即ち治安体制への信頼感減少。 もうアテにしないぞ、

かどうか、、

 

*   *

 

「警備機器やシステムの売上高、一昨年2兆5千億円。 5年前に較べ

6千億円増」、今や数少ない成長産業の一つ。 相手は<浜の真砂>だ

し、町奉行以下捕り方が販促を手伝ってくれているし。

 

不安解消は自己負担で! から連想したのは3月末のNHKスペシャル、

<富の攻防:要塞町の人々>。 あれとは桁違いだが、いずれ我が国も

<安全>を買える人と買えない人の2極分化、世界標準達成、、か。

 

イザヤ・ベンダサンが「日本人は安全と自由と水はタダだと思っている」

と指摘したのは1970年(日本人とユダヤ人)。 30年あまり遅れたが、

どうやらタダとは思わなくなった、<45倍>には喜んで金を払った、、

 

しかし普通程度の安全を確保するのに、そんな余分の金が要るとは情け

ない。 喜んで払っているとは言えないが、<税金>はそのため、でも

あるんじゃないのかね?

 

納税は国民の義務、治安維持は警察の義務。 こちらが義務をおろそか

にすれば罰せられる、なら警察にも言い訳は許したくない。 顧客(と

は思ってないだろう)の4割が「不安!」とは、何たるCS度の低さ。

 

なのに恥じる様子も無く詫びもせず、、世間ではそういうの、<やらず

ぶったくり>と呼ぶ。 マトモではない、無法者の業。 それでも<法

の執行者>か? まことに遺憾です。

 

  ジェット・ミル不正輸出にしても、品目としては経産省、外為法で

  財務省、そして公安も、、どこかで事前に捕捉できたはず。 ああ、

  <法あれど執行なし>。

 

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●<万景峰92>、

 

今回の来航中止に、<ある政府関係者は「日本がきちんと対応する準備

をしたから、、、は明白だ」と胸を張った>という。 じゃ、これまで

<きちんと>していなかったから来てたんだ。 それで胸を張るかね?

 

「現行法の範囲で、(北朝鮮側が)もう二度と来たくないと思うくらい

厳しく検査する」方針だ、と政府。 ほら、<法>はあった、<執行>

が甘かっただけ、と告白してるよ。

 

 6月5日発表の<対応強化策>は、法務、財務、国土交通、経済産業、

 厚生労働、海上保安、警察、計7省庁から計16項目。 一読、どれ

 も今さらではない。 <法>はあった、<執行>が無かっただけ、、

 

そこを見透かし、時には威嚇的、マンギョンボン(私の音響的感性では

こんな発音の言語、習得する気になれない)は長らく木戸御免。 その

船の中で将軍様の命令が伝達され、その船で対日攻撃ミサイル用日本製

部品や朝鮮総連からの上納金が運ばれて行き、、

 

したい放題。 彼らには我々がさぞバカに見えたに違いない。 しかし

ずっと前からその船の入港に反対して来た人々もいる。 それを敢えて

無視したバカは、、<国>。

 

 

国とは政府、即ち公務員、即ち公僕。 シモベは主人のために働くべし、

そのツールが法律。 だがバカに鋏を持たせても持ってるだけ、ろくに

使わない。 Like workman, like tool.

 

 「我が国は法治国家、、」と福田長官。 今までの怠慢は棚に上げて、

  の恥知らず。 急に鋏を使う気になったのがむしろ不自然、外圧?

 

使わなかったのはシモベが<喜び組>の接待で骨抜きにされたから、と

週刊誌。 やれやれ、彼らのツール?活用、たいしたもんですな。

 

北朝鮮船の寄港は年1400隻、ほかに密航や沖合での不法取り引きや、

果ては座礁させて一方的廃棄なんていうのもある。 アチラは無法の国、

付き合うにはよほど強力な陣容でなくちゃ、、

 

となると、税関、海上保安庁、それに警察を加えても十分ではなかろう。

何せ海岸線が長い。 ほかの国の船も来る、飛行機も来る、、 この際

北朝鮮対応だけでも自衛隊、どうだろう? 自衛隊法第3条<自衛隊の

任務>に当たる行為、だと思いますがねえ、、

 

  急がないと、ミサイル無しでも覚醒剤汚染の拡大で国の将来が危い。

  たださえ減少一途の若年層、蝕まれて良いのか?

 

それも鋏の使いよう、得意の現行法<解釈>拡大で、あるいは<イラク

派遣>の例もある、<対北朝鮮特別措置法案>くらい強行採決しようぜ。

 

議員たちよ、シモベたちよ、ちゃんと働けェ!

 

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●北朝鮮はヘンな国、

 

には反対しないが、実は我が国も五十歩百歩。 僅か半世紀前、国際的

に孤立し、国内的には、、 今の北朝鮮そのものでした。 

 

空腹を抱え、栄養失調にフラつきながらも声高に「鬼畜米英!」を叫び、

あるいは歌い、(<人文字>こそ無かったが)一糸乱れずに行進や集団

体操、、 <少国民>は<させられて>いたのですから。

 

 

偉大な将軍様が白馬を駆る姿、、 は<白いクラウン>(のCMがあり

ました)を操っていた社長様(が近所にいたもので)の記憶にダブり、、 

 

で考えてみると、企業社会はいわば<北朝鮮>。 特に経営者の個人的

影響力が強い場合は。 たとえば北朝鮮には<成分>(家柄の等級)が

あり、いくら貢献しても成分が良くなきゃ評価されないという。 同様、

経営者一族なら<バカ>でも、、という企業、ありますね。

 

北朝鮮に食料援助しても、成分に従って分配されるので、51段階(!)

全部にはまず届かない。 分かりますよ、企業という階級社会も、上に

厚く下に薄く、ですからな、、

 

秘密警察や密告制度、体制を批判すればたちまち収容所送り、にも似て、

故無くチクられ冷や飯食わされ、など我々周辺ザラです。 恐怖政治的

マネジメントが好み、いや、それしか出来ない<上>、少なくない。

 

さすが企業に<喜び組>の例は無いが、それはアウト・ソースしている

から、とでも。 ドンは行くべきところへ行き、したいことはしている、、

 

  「全く中小企業のオヤジ連と来たら、ひとより少しマシな儲けを得、

  少しマシな車に乗り、少しマシな酒を少しマシなバーで呑み、少し

  マシな女の腰に手を回す、、 くらいを喜びとする人生観。 呆れ

  ました」は第81号の記述。

 

ところで将軍様は常にジャンパー姿。 サーモ屋も作業衣ばかりだった、

と女房はオカシがる。 もちろん私は彼ほど偏執的でなく、出向く先に

よってはネクタイ・スーツに着替えましたが、、

 

*   *

 

話は飛ぶが晴海で展示中の<工作船>、何度も塗り直した船体、思った

ほど新式でない武器類、安全性や快適性を無視した構造、、 ついでに、

自爆玉砕したところまで、まるで旧日本軍。

 

また、相当数の客を乗せる万景峰92なのに、何と消火設備が無いという。

どこまでも人命軽視、、 我が文化と似てますな。

 

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北朝鮮の<法>が良いわけないが、その<執行>は徹底的。 我が国が

似てないのは、、 何よりその点ですな。

 

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●<法の執行>不徹底は、

 

我がシモベたちの恣意性ゆえ。 そのためこの国、タガが緩んでもはや

無政府状態、、はオーバーでも、所により時間帯により、無法者が横行

していることは事実。 で、<クロ現>紹介のもう一つは<自警団>、、

 

自警団?! さながら戦乱下、あるいは開拓時代。 それがすでに全国

で200、体感不安ところ嫌わず。 ルポは2例、世田谷のは街の商店

主中心約30名、栃木のは自営業・サラリーマン約100名のNPO。 

 

ボランティアたちの努力は尊敬するが、実はお気の毒。 所詮は<一般

市民>、何の<法>も授けられていない。 <執行>は従って不能、声

かけだけ。 それで相手が怯んでくれりゃ良いが、

 

悪者はヘッチャラ。 逆に掴みかかって来たり、取り囲んでは脅したり。

乱闘になって自警団側に被害が生じても公的補償は無い、が逆に相手を

傷つけようものならコワイことになる。 不利ばかり、、

 

危険が多く、心身の負担は重い。 「出来れば、やめて欲しい、、」と

家族。 そうした実情を知らぬか、「警察は自警団活動を、住民の防犯

意識の表われと見て好意的に受け止めている」由。 他人事みたい。

 

栃木県警<犯罪抑止対策官>は自警団を、「頼もしくかつ有り難い」と。

おいおい、ほんとはあんたの仕事だろ? せめて姿勢・外観、戦闘的に

してくれよ。 その背広姿、キャリア組のつもりかい? 

 

 

企業は現実社会の一部、タガの緩みは同じ、なら、誰かが<自警団>を

引き受けなくちゃ、、 企業的<法>の業務的<執行>、ご苦労様です。

 

しかし企業は目的社会、基本的には善意の組織。 しかも範囲は限定的、

メンバーは一応選抜育成されているはず、管理的権限は授けられている

(はず)。 だから、<自警団>よりはずっと恵まれている、、 はず。

 

それでも意識の維持に努めないと、つい<法>の<執行>がおろそかに

なりがちです。 JCO、雪印、東京電力、、、 みんな甘かった。

 

心して周辺、見直しましょう、声をかけましょう。 <あるべき姿>で

ないもの、SAシートに載せましょう。 その<現実>、放っておいて

自然に良くなるなんてことありませんぞ。 だから、

 

それらの背景を掘り下げ、何をどのように<する>、つまり<課題>の

形で掲げましょう。 それが前進の第一歩、、

 

え? それがムズカシイ? いいえ、慣れていないだけです。 何なら

<おたすけマン>に手伝わせてはいかが? 初めは散文的記述でも結構、

メール送信なされば宜しい。

                          ■竹島元一■

    ■今週の<私の写真集から>は、 ★狙いは三つ★

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